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ことわざ

【意 味】わずかの時間も無駄に費やしてはいけないということ。
「光陰」は日と月のことで、月日や年月をあらわす。

よく【光陰矢のごとし】という言葉を耳にしたりしますが、
今回の四字熟語も同じ意味をあらわしています。
「一寸の光陰 軽んずべからず」と朝礼で言ったりする校長先生も
いらっしゃるかもしれません。

光陰、つまり時間は誰にでも平等にあり、そして止まってくれることは
ありません。ある人は60分という時間を勉強に使うかもしれませんし、
またある人は60分をゲームに使うかもしれません。でもそれは同じ60分です。
私はゲーム否定派でもないですし、子どもは大いに遊ぶべきだと思います。
しかし注意するところは「遊び方」です。遊ぶときには遊ぶ、勉強するときには
勉強する。寝るときには寝る。という風に、行動にメリハリをつけるべきです。

起業して大成する社長などに聞くと、学生時代から時間の使い方がうまいといいます。
遊ぶ時間や寝る時間を削ることなく成功するには、「だらだら」の習慣は
敵のようです。よく遊び、よく学ぶ、その両輪がうまく機能してこそ人は
成長していけるのでしょう。一寸の光陰をだらだらして逃すことのないよう、
進んで欲しいです。

【意 味】天をうやまい、人を愛すること。

かの有名な幕末の藩士、西郷隆盛の座右の銘とされており、
幕末維新が好きな方は聞いたことのある四字熟語だと思います。

今でこそ西郷隆盛と言えば明治維新の立役者として、彼抜きでは
語れないというイメージがあります。しかし、明治新政府が立ち上がった
頃には、彼は新政府の敵になってしまいます。新政府に不満を抱く若い
士族たちの決起から生じた西南戦争で敗走し、明治10年には切腹という
悲しい末路をたどっています。

【敬天愛人】を常とした彼だからこそ、新政府に反旗をひるがえし、
自分の信じた政治というものを貫き通したかったのかもしれません。
この辺を、授業とは別に自分で調べてみると、西郷隆盛が今なお
人々から愛される理由がわかると思います。ぜひ。

【意 味】全員の心をひとつにし、一致協力して物事を行うこと。
「戮力」は力を合わせる意。「協心」は心をひとつにして調和を図ること。

あまり耳にしない四字熟語ですし、【戮】という文字を見て連想するのは
「殺戮」といった怖いイメージです。そこで、小学館の漢字辞典を開いてみたところ、
【戮】の意外な意味が載っていました。

ひとつめはの意味は『殺す』で、これは前出の使い方とあっています。
次に法律用語なのだそうですが、戮屍などと使い、『死んだ者をばらばらにする』という
意味があります。そして今回の戮力という『力を合わせる』といった意味も存在します。
この【戮】という感じには「ばらばらにする」と「あわせる」という真逆の意味があると
いうことでした。漢字にはその成り立ちから象形・指示・会意・形声文字という分類に
なっています。一字一字に由来があり、意味がある漢字を調べてみるのも面白いかも
しれませんね。

【意味】一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。生涯に一回しかないと考えて、
    そのことに専念する意。「一期」は仏教語で、人が生まれてから死ぬまでの間の意。

よく耳にする四字熟語だと思います。ですが、これはもともと茶道の心得を表した語であると
いうのはご存知ですか?かの有名な茶道の師、千利休が「どの茶会でも一生に一度のものと
心得て、主客ともに誠意を尽くすべき」と諭したのがこの【一期一会】です。

今はそれが転じて「一生に一度だけかもしれない出会いを大切にしなさい」という意味に
なっています。学生時代の出会いなどは、まさにそう思います。同じクラスになった友人でも、
高校や大学・就職などで離れてしまえば自然と疎遠になってしまいます。たとえそうなることが
わかっていても、その時その時を共に楽しみ、喜びを分かち合い、時が経ったときに思い出して
懐かしめる記憶を心に残すことが、その人との出会いを大切にするということなのではないでしょうか。

【意味】戦いにおける四つの心構えを述べた語。風のように素早く動いたり、林のように
    静かに構えたり、火のような激しい勢いで侵略したり、山のようにどっしりと
    構えて動かない意。

言わずと知れた名将 武田信玄が戦のときに掲げた旗印として有名ですね。
上越市は、戦国武将ファンならずとも有名な上杉謙信ゆかりの地。以前、大河ドラマで
注目されたあとも、春日山城址をはじめ、いろいろな名勝に全国各地からいらして
頂いています。その謙信のよきライバルであった武田信玄は、上越地域の子どもたちが
行なう総合学習などで、必ずと言っていいほど登場しており、なじみ深い存在となっています。

では、この【風林火山】に続きがあることはご存知でしょうか。漢文体になっていることは
みなさんご存知だと思います。「そのはやきこと風の如し…」から始まる一節にには

難知如蔭(しりがたきことは蔭の如く / 暗夜ひそかに行動するかと思えば)
動如雷霆(うごくことらいていの如し / 雷鳴のようにとどろき渡る)

と続きます。そして最後に

敵より先に「迂直の計」を使えば勝つ。これが、勝利の法則だ。

とまとめられています。これは中国は春秋時代の呉の将軍・孫武が書いた兵法書からの
引用であり「迂直の計」とは、「迂」曲がりくねったり、「直」まっすぐ行ったりと
真逆の行動をあわせて行なうことで、そうすることで相手をほんろうさせ、戦いに
勝利するという【必勝法】というわけです。

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