【意 味】天をうやまい、人を愛すること。

かの有名な幕末の藩士、西郷隆盛の座右の銘とされており、
幕末維新が好きな方は聞いたことのある四字熟語だと思います。

今でこそ西郷隆盛と言えば明治維新の立役者として、彼抜きでは
語れないというイメージがあります。しかし、明治新政府が立ち上がった
頃には、彼は新政府の敵になってしまいます。新政府に不満を抱く若い
士族たちの決起から生じた西南戦争で敗走し、明治10年には切腹という
悲しい末路をたどっています。

【敬天愛人】を常とした彼だからこそ、新政府に反旗をひるがえし、
自分の信じた政治というものを貫き通したかったのかもしれません。
この辺を、授業とは別に自分で調べてみると、西郷隆盛が今なお
人々から愛される理由がわかると思います。ぜひ。