【意味】その場その場に応じて機転をきかすこと。
    また、その場の雰囲気に合わせて、すぐさま気のきいた言動をすること。

若者が使い始めた「空気を読む」という言葉が一般にも認知されて久しいですが、
当意即妙という言葉も、空気を読むという、日本人が美徳としてきた価値観を
表しているのかもしれません。

とかく海外から見ても日本人は「空気を読む」悪く言えば「周囲にあわせる」という
ことを善しとしているとされています。"個”を重んじる文化のある国々から見れば、
自分の意思を押し殺してまで、周囲との調和を優先するという行為は、いささか
信じられないことなのでしょう。

もっとも、日本人だからといって、いつも自分を抑えているわけではないと思います。
特に若い世代は、空気を読みながらも自分の意思を相手にちゃんと伝えようとしています。
場違いな言動ではなく【当意即妙】な応対をしっかり心がけているように思えます。