【意味】心が広くのびのびとして物事にこだわらないさま。
   「闊達」は度量が大きく、小事にこだわらないさま。

若い世代はあまり使わない四字熟語かもしれませんが、会社の部長さん・課長さんが
「この会議ではぜひ、自由闊達な意見交換を!」とうながしているイメージがあります。
相手との調和を重んじる風潮がある日本ではなかなか難しいのですが、相手との上下関係や
利害関係をいったん隣に置いて、共通する問題に対して一緒に解決を図る…そんな願いから
部長さん・課長さんは発しているのでしょう。

中学生や高校生に限らず、20代後半までの世代に言えるのは「相手とのコミュニケーション
能力の低さ」です。低さというより不器用さといったほうが正しいかもしれません。
同じ相手でも、立場の違いを重視するシーンと、それを抜きにして対等に話すべきシーンとの
違いを見抜く力が低くなっていると思います。もっとも、これは社会経験を積んでいかなければ
一朝一夕に身に付く力ではないので、実社会に出て、ときには失敗もして高めていって欲しいと思います。