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日曜の朝から今日の朝刊やテレビ番組に至るまで、多くの時間を割いて
2020年の夏季オリンピック・パラリンピック大会が東京で開催されることを報じています。
私も、7年後の開催を今から楽しみにしています。

7年後といえば、今の中高生たちは20~25歳と身体的にも精神的にも一番活動的で
能動的な時期だと思います。文字通りトップアスリートたちの共演に触れ、国際的な
交流の一端を味わってもらいたいと思います。

テレビでは「お・も・て・な・し」というシーンが繰り返し流れていますが、
総会の場でプレゼンテーションされた日本の方々のスピーチ原文(英語)を見てみました。
興味のあるかたはこちらをご覧ください。
どのスピーチもとても分かりやすい英語で作られています。現役の高校1年生なら
数語の単語を辞書で引くだけで読めてしまうと思います。難しい分詞構文や
過去完了進行形などといった文法は一切使ってありません。文章ひとつひとつも
短く、端的に自分の伝えたいことを述べていると思います。

とかく日本人は英語について完全主義者だと思います。難しい文法を使った方が
カッコいいと思っています。それよりも自分の気持ちを自分の言葉で表現する方が
相手に伝わり、今回の得票数の結果に表れているのではないでしょうか。
7年後、より国際的な日本人になっているためには、まずは自分たち自身が
作ってしまった英語への苦手意識=完全主義を取り払うことから始めたいです。

【意味】1本の釣りざおを友に自然の風物を楽しみ、俗事を忘れること。
    《陸游「感旧詩」からの成語》

今日は海の日です。連日、各地で猛暑の知らせが聞かれています。
そんなときには海にプールに涼を求めて遊びに繰り出すのもいいですね。
今回の四字熟語はなかなか目にする機会も少ないですが、釣り好きの
お父さんが「釣りは釣糸を垂らして待っているのも楽しいのだよ」と
言っている理由がここにあるのだと思います。

釣糸を垂らしている間は、基本的にその場を離れることはできません。
ただし目の前に広がるのは海であったり川や池だったりします。
そこには植物や鳥などの動物がいます。獲物が針にかかってからは
その獲物との格闘で忙しく、そういった自然と対峙する暇はありません。
糸を垂らし、なにもできないからこそ、風や空に目をやり、日ごろの
ストレスを浄化できるのではないでしょうか。…一部のお父さんは
釣果のないことの言い訳に上のセリフを言っているかもしれませんが。

【意味】心が広くのびのびとして物事にこだわらないさま。
   「闊達」は度量が大きく、小事にこだわらないさま。

若い世代はあまり使わない四字熟語かもしれませんが、会社の部長さん・課長さんが
「この会議ではぜひ、自由闊達な意見交換を!」とうながしているイメージがあります。
相手との調和を重んじる風潮がある日本ではなかなか難しいのですが、相手との上下関係や
利害関係をいったん隣に置いて、共通する問題に対して一緒に解決を図る…そんな願いから
部長さん・課長さんは発しているのでしょう。

中学生や高校生に限らず、20代後半までの世代に言えるのは「相手とのコミュニケーション
能力の低さ」です。低さというより不器用さといったほうが正しいかもしれません。
同じ相手でも、立場の違いを重視するシーンと、それを抜きにして対等に話すべきシーンとの
違いを見抜く力が低くなっていると思います。もっとも、これは社会経験を積んでいかなければ
一朝一夕に身に付く力ではないので、実社会に出て、ときには失敗もして高めていって欲しいと思います。

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